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今週のアルバム10選
失恋船長 (2024-02-19 23:07:20)
『ヘヴィメタルが聴きたい㉒』前編

①KILLER - Young Blood
ヴォーカルがチェンジすると音楽性もここまで変るのか
それまでのAC/DCスタイルから
よりソリッドで堅実なスタイルのヘヴィメタルへと変貌
ACCEPTのパクリジャケ同様の路線とも言える
これはこれで素晴らしい






②Grave Digger - Witch Hunter
初期ならではのブラッケンドな禍々しさがある
オープニングナンバーがアルバムタイトルで魔女狩りという意味もあるのだろう
唐突に切り込まれるギターソロも懐かしいなぁ
その勢いはアルバム全体に漲る
実にエネルギッシュな作風だ
このバンドは売れる要素は少ないが昔の方が好きですね





③DIO - Holy Diver
今の若い人は雑誌を読まないからディオを知らない
というかSNSと相性が悪いメタルを聴かない
本を買わない=メタルに触れる機会もない
だから少子高齢社会に突入しているのだが
それは昔から想像できた話
メディアの嘘と怠慢が招いた悲劇だろう
B'zを表紙にするのだからBABYMETALが売れたときに
一緒に踊るべきだった
あれがラストチャンスだったと思う
ネモフィリア武道館では若い人は振り向かないよ
この素晴らしい声を知って欲しいねぇ
現代正統派メタルの古典ですよ





④聖飢魔II - THE END OF THE CENTURY
BURRN誌は専門誌というよりは広く浅く音楽を布教する雑誌だった
ヘヴィメタルに衝撃を受けたのはその破壊力とスピードだったのだが
同時にテクニックに圧倒された
でもBURRN読んだら人気ギタリストがメイデンの二人やJPの二人が上位にランクイン
特別な技術を持たないギタリストの人気ぶりに度肝抜かれた
本当の意味での人気投票なんだ
上手い下手は関係ないのだと新たなる思考を授かった
そのおかげで後年唄モノロックの良さを教えて貰えるのだが
日本でも最強の部類に入るツインギターコンビがジェイル大橋代官とエース清水長官だったろう
メイデンよりもJPよりもギターテクは確実に上である



⑤Magnum - Here Comes The Rain
希代のメロディメイカーだったトニー・クラーキンの死
また一つ巨星が落ちた
残念な出来事だったが最後に素晴らしいアルバムを残してくれた
最後まで衰えなかった作曲センス
新作の発売を見ることが出来なかったのは悔しかろうが
彼が産み落とした財産は後生にしっかりと受け継がれるだろう
コクのある英国ロック
伝統的なスタイルを堅守する姿勢には頭が下がる
アメリカンドリームを掴む為に吹っ飛んだバンドだが
帰還後は常に期待に応えるものだった
熟成された大人のハードサウンド
刺激だけではない癒やしを与える叙情派ロックの新作が聴けなくなるのは
本当に残念である
追悼特集とかやる雑誌が出ることを期待したい
テクノロジーの恩恵を受けボブの声に潤いが戻ったことも作品の良化に繋がっている
ダークだった前作の揺り戻しが胸に優しく響きます

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