この曲を聴け! 

Dirty Fingers / GARY MOORE
anthem ★★ (2006-01-21 14:47:00)
ちょっと!誰ですか本作の曲が弱いとか哀メロがないとか言ったの!
紙ジャケ・リマスター昨日(G-FORCEと合わせて)買って聴いたらもう・・・
こりゃとんでもない傑作じゃないすか。
ヴォーカル・メロディがまず哀愁バリバリ(①からして失神!)だし(声質からして男汁満開の哀愁がスゴい。ハイトーンも涙)、ハードなチューンからキャッチーなミドル・テンポ、そしてラストの号泣バラードまで全曲素晴らしい!
ギタープレイに関しては、まずリフが躍動感に溢れながらキャッチーで、極上の歌メロを見事に引き立てている。そして狂ったように弾きまくりながらもメロディは忘れてない(分かりやすいメロウ系は⑨など)。
もちろん次の「CORRIDORS OF POWER」以降のゲイリーも傑作目白押しだが、このアルバムの持つ悲哀とアグレッションはなんとも捨てがたい。鬼気迫る名演が全編で聴ける。「CORRIDORS OF POWER」以降に聴かれる“洗練された、オシャレな哀愁"では無く、ここにあるのは“悲哀に満ちた魂の叫び"である。
ちなみにチャーリー・ハーンのヴォーカルは“上手くパワフルになったゲイリー・バーデン"ってカンジがしなくもない(笑・褒め言葉)ハイトーンシャウトが熱いね・・・
紛れも無くHM/HR史上に残る名盤のひとつだと思うよ。

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