この曲を聴け!
Accidentally on Purpose / GILLAN & GLOVER
ひょうすべ ★★★ (2023-04-09 21:57:20)
「今かかってるの何ですか?」
「ギラン=グローヴァーのアルバムですよ。レンタルできますよ。」
レコードレンタル屋でのバイト。
店長から「なんか1枚好きなの選んで」と言われて、選んだ1枚。
つまり、初めて仕入れた1枚である。
このアルバムにした一番の理由は・・・
「自分では絶対に買わないから(笑)」
たった1枚だったが、自分が仕入れた商品。
仕入れた以上は、上手く回転させ、せめて元はとらないといけないという責任感も湧いてきた。
なので、自分がバイトで入ったときには、このアルバムを店内BGMとして流していた。
空中に放り投げたギターをつかみ損ねて、指を骨折したリッチー。
急遽DPのツアーは中止となってしまう。
その空いた時間を利用して、ロジャー・グローヴァーとレコーディングした作品。
もっと言ってしまえば、ギランのソロ契約が1枚残っていた為、契約消化のアルバムでもある。
ギランもグローヴァーもDPという家を持っていたので、まさにバンドに所属している人のソロ作品。
なので、DPとは違うサウンドなのだが・・・・
違いすぎ!!!!
どれぐらい違うかと言えば、ライナーを書いている伊藤正則氏が
書くことなくて困ってしまったのだろう、自分とDPとの出会いを書いて行間を埋めている程だ。
2人がDP参加以前に在籍していた、エピソード・シックスのような作品のようだ。と評論ではあるが、エピソード・シックスを聴いたことないんで判んない。
ただ判ることは、ギランの高音シャウトはこのアルバムではない。そしてHR/HMの範疇でもない。
だけど、これが良いのだ!
映画のサウンドトラックのような①
アフリカンなリズムの女性コーラスがのる②
唯一のROCK曲は⑥であるが、DPとは違いGillanだ。
⑧は後に映画『レインマン』のサントラにも収録。
⑨はアメリカでそこそこ売れたようだ。(それ以前にシングルカットしたことに驚きだけど)
非常にバラティーに富んでいて、店のBGMにはピッタリだし、かけると結構借りてくれる。
(地域で入荷している唯一の店だったからかもね。)
私は、上記の思入れがあるのでちょいちょいに聴いているが、
ギラン自身も、一番聴いている自身のアルバムがこれだ。
→同意