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Second Act / PROUD
失恋船長 ★★★ (2022-03-06 14:04:11)
アルバム一枚で消えた幻のバンド、プラウドが復活を果たしています。これには驚きましたがリリース元のレーベルに二度驚かされた。ドイツのメロディアスロックの総本山、AOR Heavenからである。こうなると二の足を踏むのですが、お金が掛からない環境なので迷うことなくクリックですよ。
ある意味、参加メンバーも含め、別のバンドと捉えるべき音楽性の変貌、洗練された叙情派スタイルに1st時代の攻撃的なスタイルは見当たりません。しかし情緒のある北欧らしい優美で冷ややかなメロディは、まさにお国柄とも言える魅力が満載、シンガーだったアンダース・マグネルがギターを担当しているのだから、こういう路線に落ち着いたとも言えますが、とにかく唄モノロックマニアが聴けば胸キュン間違い無しの楽曲が満載、北の夜空に輝くオーロラサウンドが展開されています。
②なんて裏でなるピアノの旋律も美しく、もうチョイ目立たせればと思うくらい美味しい味わいがあります。
ほとばしる哀愁と甘いトーン、この華麗なる美旋律を歌い上げるシンガーの力量と徹底した唄を聴かせるアレンジに唸りますね。ここは評価が分かれるかも知れませんが、ソフトケイスされて生まれ変わったプラウドサウンド。その細部に拘ったアレンジと情感豊かな歌声にため息が溢れ出ます。個人的には、もう少し各パートの分離をよくしてくれたなら聴きやすくなったと思いますね。特にキーボードは多彩なプレイとアレンジで耳を惹かせています。
なんだかんだ言いましたが簡単に試聴できる現在ならバンド名を知る知らない関係無しに勝負して欲しい一枚ですよ。色々聴いて見識を深めてください。ライナーノーツに目を通し雑誌のレビュー片手に音楽を語っても信用は得られません。音楽は音を楽しむモノですからねぇ。
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