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Atonement / IMMOLATION
悪い悪魔 ★★★ (2021-07-16 15:10:09)
デスメタルの大ベテランバンドImmolationの10th、Atonement。
ゲロが出るくらい素晴らしい。このバンドの作品を全部持ってるわけじゃないのですが、こいつは最高傑作なんじゃないかと思わせる程です。
このバンドの2ndと4thが僕は苦手でこのバンドは自分には合わんなぁと思っていたのですが、ふとしたキッカケで今作を買ってみたら、あまりのかっこよさに感動しました。
いやぁ、こいつはマジでおすすめですよ。
2ndや4thの頃に比べてわかりやすいメロディがリフに含まれるようになったおかげで、音楽的な感触はダークなまま、より感情移入がしやすいようドラマチックに曲が仕上がっています。それに最後まで気分を萎えさせるような捨て曲がないので、圧倒的迫力で押し寄せてくる劇的音楽世界に没入することができ、気持ちよくアルバムを聴き通せます。
ネットのコメントを見ると前作より少し評判が落ちるようですが、僕はいかんせんその前作を聴いてないのでそこは何とも言えません。
いや、しかしあれだけ苦手だったImmolationがこんなにかっこいいとは思いませんでした!参ったぜ、このヤロー!
ちなみにこれと同時期に3rdと5thも買ったのですが、これらも僕が苦手な2ndと4thと路線が少し異なっていたので、このAtonement同様すんなり受け入れられる作品でした。
そうなると逆に何故、2ndと4thは苦手なんだということになるのですが、リフのメロディの問題かなと思ったりします。2ndと4thのリフってメロディが無機質なものが多いので、そこが僕の苦手とする部分かなと思っています。あとは和音のこともあって、3rdと5thは4thに比べて変な和音を使う場面が少なく、3度やオクターブ、パワーコード、単音のリフが多い気がするので僕が馴染みやすかったのはこの部分も関係してるかなと思いました。
ま、このAtonementは和音リフめちゃ多いですけどね。でも変なコードは少ないと思います。音感皆無の僕が言っても説得力がないのですが...。
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