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鬼哭転生 / 陰陽座
ハウリング ★★ (2005-09-06 15:22:00)
凄いなぁ。独自の世界観を持っているバンドは本当に強い。
一聴した感想としては,#5以降の曲が非常に聴きやすくて前半があまり印象に残らなかったのだが,2周目からは前半の曲の素晴らしさも分かった。
前半は瞬火のヴォーカルが基本となっているから,苦手な人は苦手なのかもしれないな。この頃の瞬火はクセが強いし。(今もか?)
個人的には雰囲気が出ていて素晴らしいと思うけどね。「だらだらだらだら・・・」とか瞬火にしか出来ないって(笑)
でもやっぱり#5以降の曲の流れは反則的に素晴らしい。黒猫のヴォーカルがメインになるっていうのも聴きやすさを高めている。
後半はどの曲もアルバムのハイライトになりえる完成度を誇っている。(前半の方が好きな人もいるだろうけど)
個人的にはバラードの「氷の楔」が一番好き。シンセの幻想的な雰囲気に秒殺された。ただ「陰陽師」は後に発売されるライヴverの方が良い。
どうもこのスタジオverでは楽曲の質にメンバーの技術が追いついていない印象を受ける。アルバム通してこれは言えるけど。
特にギターはちょっとアレだね。基本的にはよく弾けているけど,たどたどしい。どうも煮え切らない印象を受けるんだよな。ギターに関しては。
まぁ,インディーズの頃の作品という事でその辺は容赦しますかな。なんにしても日本のへヴィメタルの歴史に名を残す一枚である事は間違いないから,
一聴の価値あり。
と,ちょっと前に書いたのだが最近は瞬火がメインヴォーカルの曲が大のお気に入りに。「眩暈坂」最高。「鬼」も極上。

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