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Bed of Nails / RANDY JACKSON'S CHINA RAIN
火薬バカ一代 ★★ (2020-02-03 00:08:39)
ZEBRAの中心メンバーだったランディ・ジャクソン(Vo、G)が、同バンド解散後の’90年に立ち上げたニュー・プロジェクトCHINA RAIN。ジェフ・スコット・ソート、マーク・スローター&ディナ・ストラムのSLAUGHTER組、あるいはSKID ROWのレイチェル・ボランとデイヴ“スネイク”セイボ、そしてBON JOVIやKISS、アリス・クーパー等への楽曲提供で知られる腕利きソングライター、ジャック・ポンティら、豪華共作陣の強力を得て制作、’93年に発表したデビュー作に当たる1枚。多分唯一作。
リリース当時BURRN!!誌レビューで酒井前編集長にクソミソに貶された挙句30点だったかを献上されていて、そうなると逆にどんな内容なのか気になってしまうのが人情というもの。しかも我らがゼロ・コーポレーションからの発売とあっては、こっちに買わないという選択肢はねぇよと。
基本的にはZEBRA時代に通じるアメリカンHR路線を志向しつつ、サウンドはよりポップで売れ線な方向へと面舵一杯。その辺の戦略が前編集長の勘気に触れた模様ですが、元々ミュージシャンとしての実力に定評があったランディと、腕に覚えのあるミュージシャン&作曲家連中が力を合わせて作り上げた作品なので、内容的に質が低いわけはなく。やや優等生的というか、置きに行った感のある仕上がりで強いインパクトには欠けるものの、ライブで盛り上がりそうな⑥、キャッチーなサビメロが高揚感を高める王道ポップ・メタル⑦、歌だけでなくGでもランディが見せ場を作るバラード⑧、躍動感溢れるハードポップ⑨等々、特に本編後半に集中する秀曲の数々を聴いているだけでも十分に和めるのは確か。
もし中古屋で見かけたら、ジャケットの美女の色香に誘われてみるのも一興かと。

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