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Runners in the Night / DESMOND CHILD & ROUGE
失恋船長 ★★ (2019-07-25 13:41:22)
1stアルバムリリース後に早々とリリースされた2枚目のアルバム。オープニングからハードさと言うかロック色がグッと強まっている事に驚く。1stで聴けたズンチャズンチャズンチャチャのリズムも影を潜めミート・ローフとか思い出させる、ドラマ性の高い歌モノサウンドへと変貌。三人の女性シンガーとデスモンドが美しいハーモニーを聴かせるヴォーカルロックグループと言った出で立ちだろう。個人的には3人の女性をはべらせてデスモンドもエロいやっちゃなぁ等と下世話な発想を抱いてしまったのだが、彼は同性愛者なので、とんでもない言いがかりだった事を恥じるし、誠心誠意謝罪したいですね。
1stの延長線上にあるスタイルではあるのだが、甘く切ないメロディはデスモンド節とも言えるし、コーラスの重ね方などもゴージャスだ。ギターの入り方も売れ線志向そのものの出で立ち、ある意味、ロックからデスモンドを知った身としては、これぞデスモンドの歴史のスタートと思え、熱い夏の日に耳を傾け、爽快感を身体で感じたいと思います。
今作に始めて触れたのは2008年にRock Candyから再発されたものですが、2009年には元の版権を持つCapitolから国内盤も出ているので手に入りやすい一品かと思いますよ。
分厚いコーラスハーモニー、繊細な女性シンガー、耳馴染みの良いアーバンなポップサウンド、ポップロックもイケる歌モノ好きのマニアなら大いに楽しめるだろう。ここには沢山のアイデアが詰まっていましたよ。
個人的には、この手の曲を聴いた後は、ゴリゴリのスラッシュを聴き、体中の毛穴を開きたいと思います。
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