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Perfect Timing / MCAULEY SCHENKER GROUP
正直者 ★★★ (2018-10-05 21:57:52)
日本では神を崇められた元祖ビックインジャパン、マイケル・シェンカーが3年間の沈黙を破りリスタート。新たに迎えたロビン・マッコリーの名前もバンド名に組み込んだ溺愛ぶりにファンはどよめいた。
そして蓋を開けたらAUTOGRAPHとの仕事を終えたばかりのアンディ・ジョーンズがプロデュースを務めるハードポップアルバムが出来上がってきた。信者が待ち望んでいたのと乖離した音楽性にファンは大ブーイング。指針となるBURRN!でも高い評価を獲得できず、ブーイングの声は一段と大きくなる。とにかく当時はボロカスだったね。
メジャー化したメタルフィールドにすり寄った駄作。トレンドメタルの急先鋒のような扱いをうける。その戦犯がロビンだった。いわれのない罪のなすり合い、はたから見てればそんな程度にしか映らない。ロビンの歌は個性的で美麗な泣きメロを唄っているよ。
マイケルだってヨーロピアンな哀愁に満ちたメロディを弾いている。ロビンとマイケルのメロセンスが融合。⑧ばかり取り上げられるが、⑨が始まった時はゾクっとさせられたね。歌もギターも相性抜群だよ。
誹謗中傷の的になったアルバムだが、数年後BURRN!誌で見直されたのがきっかけで擁護するファンが不自然なくらい増えた。世の中がいかに権威に引っ張られているかの象徴のような事象だ。最初からメジャーフィールドに打って出たクオリティの高いAORよりのハードポップアルバムだったよ。ブリティッシュハードポップでは全然ないけどね。それは色んなとこで読んだこと説です残念ちゃん。
でも結論を言えば、マイケルのアルバムじゃなきゃ話題にならない程度のありがちな音だけどね。
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