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メタラーの好む本とテレビ番組
火薬バカ一代 (2017-03-16 23:14:53)
『スラッシュ・メタルの真実』を読み終えました。
「手足は1000本あるのに、オッパイは2つだけ、コレな~んだ?答え:SLAYERのライブ」という秀逸なジョークに始まり、クレイグ・ロチチェロ(FORBIDDEN)が語るロブ・フリン(VIO-LENCE)との関係、トニー・スカグリオン(WHIPLASH)やマイケル・クーンズ(LAAZ ROCKIT)が語る来日公演の感動、名言連発のボビー“ブリッツ”エルズワース(OVERKILL)が語る人生哲学やリー・アルタス(HEATHEN)との思い出、EXODUSの面々が語るベイエリア・スラッシュ・シーンへの尽きせぬ愛情等々…とにかくグッとくるエピソードがテンコ盛り。そしてインタビューを受けたミュージシャンが、例外なく成功を掴んだMETALLICAへの友愛を詳らかにする様に男泣き。「あいつらはセルアウトした」とか毒づいたりせず、逆に「METALLICAを批判するなら俺達が受けて立つ!」というその男気溢れる姿勢よ。
本を読み終えて、思わず「なんて気持ちの良い連中だろう」と、宮内幸平声で呟きたくなること必至。そうすると不思議とMETALLICAがルパンに、EXODUSが銭形警部に、そしてその他の語り手達が埼玉県警の警官隊に思えて来るという。(なんだそりゃ)
「いや、ベイエリア・スラッシュはとんでもないモノを盗んでいきました。アナタの心です」
是非、第二弾を出して欲しいなと。
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