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A Matter of Life and Death / IRON MAIDEN
失恋船長 ★★★ (2017-02-06 13:06:55)
スミス&デッキンソンとトリプルギター編成は契約の問題や微妙な人間関係から続けていたんじゃないと言う事を強く印象付ける事となった6人編成による3枚目のアルバム。いきなりシンリジィ風のオープニングには驚いたが、それ以降はメイデン様式に彩られた大作ナンバーが目白押し、歴戦の兵が丹精に練り上げた楽曲群の構成術に圧倒されっぱなし、楽曲の性質上スピード感や単純にノレる即効性の薄さがマイナス要素にもなりかねないが、彼らのストーリー性を重視した音楽性はデビュー当時から一貫して打ち出していた姿勢なので、さしたる問題にはならないでしょう。
時代的にもシリアスな作風が求められていただけに、彼らはそのオーダーに見事に応え自身の精神性を見事に貫きました。これ以降、メイデンサウンドはシリアスな大作ロマン主義に流れるので、地味な雰囲気の楽曲が増え続けるのですが、後世に称えられる偉業と音楽性は、色あせる事無く輝き続けるでしょう。
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