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Woman / CYNTIA
失恋船長 ★★ (2016-12-19 14:43:22)
昨今のブームの後押しもあり国産ガールズHM/HRバンドとしてシーンを牽引してきた彼女達ですが、1stは白、2ndは赤、3rdは黒と衣装を統一してきましたが、今作はピンクに白シャツ、アルバムタイトルにクレジットされる楽曲タイトル、路線変更を示唆しているようで、聴く前は相当不安はありましたが、その不安は①②で顕著に表れており、シーケンスを多用したダンスミュージックなノリを大導入、個人的にあのリズムが大の苦手で完全に許容範囲を超えた音楽性にふり幅を切っており2、3回通して聴いて終了。とにかくダンスミュージックがもつリズムが肌にとんと合わない。とオジサンには厳しい音楽性なのですが、複数のタイアップを受けレコード会社の意向もあり導かれた、新たなるフィールドに突き進むのは想像しがたい事ではないので十分理解出来ますよね。
そう開き直って聴くと聞こえてくる音も違い、エレクトロニクスダンスポップな曲は飛ばせば、瑞々しいポップフィーリング溢れる良質な楽曲も多数収録と、J-POP化したで切り捨てるのは惜しい作風となるから不思議なものです。スケールの大きい歌謡ロックな④、切ない恋心が胸を打つロッカバラード⑤、タイアップソング⑥の洗練された胸キュンロックの持つ普遍の響き、等身大の女性らしい魅力に富んだ甘酸っぱくハード目なロックソング⑨、歌い手の資質がいかされている⑩など、彼女たちのソフトサイドを代表するような楽曲に以前とのイメージを重ね楽しんでいますね。その後、リーダーだったドラマーが脱退、メンバーチェンジがどのような影響をもたらすのかは次の作品が出るまで分かりませんが、ポップ路線を極めるのかハードなスタイルに回帰するのか楽しみな面もあります。
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