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Company of Strangers / BAD COMPANY
いおっみ ★★ (2009-04-02 04:10:00)
3代目シンガー、ロバート・ハートを迎えたアルバム。
ロバートの声、歌唱は確かにポール・ロジャースに似ている。
別人なので完全に同一にはなり得ないが、「ロジャース系」と呼ばれるシンガーは何人も(10人や20人ではない)聴いてきたが、これほどポールに接近したシンガーを聴いたことがない。
だが、それ以上に重要なのは「初期バドカンの音楽性を甦らせている」ことだ!
ここに収められた音は紛れもなく70年代のバドカンそのものであり、ブライアン・ハウ在籍時とはまったく違う。
このアルバム当時のライブでも初期のレパートリーと本作からの曲だけを演奏しており、ブライアン時代の曲は一切やっていない。
バンドの焦点は「原点の復刻」に絞りきっており、迷いは完全にない。
そして曲のクオリティは1stにさえ匹敵する。
もし、このアルバムを認めない初期ファンがいるとしたら「一体バドカンのなにを聴いてきたのか?」と問いたいほどだ。
似たシンガーを起用し、原点をめざす方法論はWHITESNAKEに対するTHE SNAKESの「Once Bitten」を彷彿とさせるが、徹底度ではコチラの方が断然上。
まったく、かけねなしに素晴らしい1枚。
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