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Larks' Tongues in Aspic / KING CRIMSON
ふぁうすと ★★ (2004-11-17 01:56:00)
邦題『太陽と戦慄』。抽象的で哲学的な邦題だが、原題はもっと意味不明。
『アスピック(肉や魚の煮汁で作った料理用ゼリー)の中のヒバリの舌』……え~?わからないよう?てか、想像するとエグイよう……。解説には『毒蛇に呑まれるヒバリの舌』と書かれているが、多義的な語句なのかしらん?aspicって。所有している辞書には「毒蛇」の「ど」の字もなかったけれど……。
ジャケは怪し気な太陽と月。
えー、のっけから狂気じみています。普通なら「美しい旋律を奏でる」弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ)が「不気味で狂気に満ちた戦慄を奏でる」に変貌……正しくは「旋律」だけど、このアルバムに限っては「戦慄」の方が正解かも。「007危機一発」みたいに。
このアルバムは傑作なのだが、最初に手を出すべきではないと思う。聴き慣れるまでに時間を要するし……。
けれども、聴き込む度に中毒性が増してゆき、いつしか聴かないと落ち着かない自分がいる……そんな麻薬アルバム。
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