この曲を聴け! 

Blackwater Park / OPETH
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-02-28 18:37:00)
こういう音楽はプログレッシブ・デスメタルというカテゴリーに属するんでしょうか?
一曲10分とかの長さの曲が普通に存在するにもかかわらず、冗長さが無いために、
一枚通して聴いた時の充実感、疲労感(笑)はかなりの物になるアルバム。
もう彼等の曲って「Song」「Tune」じゃなく、「Opus」って感じです。
この作品、ギターリフのメロディが凄く印象的ですよね。
へヴィさの中に悲哀のメロディを編み込んでくるリフは、「喪失の渦」という言葉を
連想させられました。ただ、プログレに全く免疫が無い私としては、⑥のような
リフのメロディには新鮮さと共に戸惑いも同時に感じてしまったりした部分も。
そしてそれ以上に凄いのがヴォーカル。
クリーントーンとデスヴォイスの咆哮の使い分けの上手さも然ることながら、
そのデスヴォイスの質が非常に高いように思います。
クドさは全く感じさせないのにもかかわらず、しっかりと威厳・声量共に申し分の無い
デスヴォイスを聴かせてくれます。この人の場合、デスヴォイスなのに何故か
聞き惚れてしまうんですよね…今まで聴いた「咆哮系」デスの中では一番好き。
デスヴォイスの事ばかり書きましたが、クリーントーンも勿論素晴らしいですよ。
ともかく、まだ彼等のアルバムは3枚しか聴いた事の無い私が言うのもなんなんですが、
美醜・静と動のバランスが良いので、初めて聴く人にはお勧めです。
大作ばかりではなく、③のようなコンパクトで聴きやすい曲も入ってますし。

→同意