この曲を聴け!
Ready an' Willing / WHITESNAKE
失恋船長 ★★★ (2014-07-15 18:11:23)
夏になると聴きたくなるのがドッケンやストライパーのような湿り気すぎないし乾きすぎないメロディアスなものを食します。ハートとかジャーニーにサバイバーなんかも行きますが、当然物足りずハードなものにも手を出しますが比率は断然、アメリカンなものや歌モノが増えます。北欧だとひんやりしすぎて、カラッとした雰囲気には若干しっくりこず、ドライブのお供は上記のバンド群を含んだ歌モノが大活躍となりますが、日が落ちた夕暮れ時にはホワイトスネイクの出番でもありますね。初めてバンドを組んで遊んでいたころ、良く音合わせにやったのが①だったりと、思い入れの強い今作はある意味、ホワイトスネイクの旨味をギュッと詰め込んだ一枚ではないでしょうか、艶やかで深みのあるサウンド、ハードでブルージー、アダルトでムーディーと大人びいた一枚に子供の頃はピンとこずにいたのですが、年を重ねようやくこの渋みが分かった時は少し大人になった気分でした、当時友人がやたらこの曲をコピーしたがるのが理解できず、「もっと気合いの入ったのやりたいんだ」と他のメンバーと文句を言ってましたが、今は懐かしくつま弾く一曲ですよ(ぐれずに明るく育った母子家庭のあいつは色んな意味で大人だったんだなぁ)1980年リリースの今作はDPからイアン・ペイスとジョン・ロードが参加、ギターはバーニー・マースデンとミッキー・ムーディーにベースはニール・マーレイと名うてのミュージシャンがそろい踏みですよ。彼らが支えるカーヴァーディルの若々しい歌が本当にカッコよく響き、時には悲哀を情感たっぷりに歌い上げ、男の哀愁いを見事に描ききっております。ハードだとかメタルだとか、そんなジャンル云々で語る事も憚れる音楽として素晴らしい一枚。この手の音楽は頭の悪い奴がやるもん見たいに思っている人にこそ聴かせたいアルバムですね。
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