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Back Street Symphony / THUNDER
ムッチー ★★★ (2014-04-30 23:12:34)
1990年にリリースされた、THUNDERのデビュー・アルバム。全11曲で56分の作品。
ブルーズをベースにした、伝統的なハード・ロックンロール。
音自体はけっこう乾いていて、埃っぽい印象もありますね。
といっても、決して明るくカラッとしているわけではなく、こういう乾いた哀愁は大好きです。

ルーク・モーリィ(Gt)が書いた素晴らしい楽曲の数々を、
ダニー・ボウズ(Vo)が深みのある、ソウルフルな歌声で歌い上げています。
ハリー・ジェイムズ(Dr)のラフでワイルドなドラミングも、曲調にマッチしていて気持ちいいですね。
ちなみに、この3名は前身バンドであるTERRAPLANE時代からの同僚で、
THUNDERとしてデビューした時には、既に30歳近くの、キャリアのある人達です。

次作以降は少々落ち着いたというか、楽曲の幅が広がり、トータル・ロック的な印象もありますが、
この1stアルバムは、全編で熱~いハード・ロックを演っています。
そして、そのどれもが、それぞれ個性のある楽曲に仕上がっているから素晴らしい。
アルバムとして11曲の流れも非常に良いし、デビュー作にして既に完成されていますね。
特に⑦"Love Walked In"なんて、もう…。これほど感動的な曲ってありますかぃ!?

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