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Angel Witch / ANGEL WITCH
ムッチー ★★★ (2013-11-26 23:08:53)
NWOBHMを代表するアルバムとして名高い、1980年発表のデビューアルバム。
オリジナル盤は全10曲で38分ですが、自分の所有している25周年のアニヴァーサリーヴァージョンは、
6曲のアルバム未収録曲に加え、4曲のBBCでのセッショントラックを収録し、全20曲で78分の豪華版(笑)。
全ての楽曲を手掛けるケヴィン・ヘイボーン(Gt,Vo)を中心としたトリオ編成で、
ブリティッシュ臭の強い楽曲を、キャッチーかつコンパクトにまとめていて、完成度が高いです。
個人的には、よく言われるような、おどろおどろしい要素はあまり感じなくて、
それよりも、所々に絶妙に混ぜ合わされたポップテイストが印象的に感じました。
ヘイボーンの声質、そしてメロディアスなヴォーカルラインにはブリティッシュポップっぽさがあり、
⑥"Gorgon"や⑦"Sweet Danger"、再発盤収録の⑪"Loser"⑫"Suffer"などはその傾向が強いですね。
それでいて、ギターフレーズは非常にカッコよく、バンドのテーマ曲①"Angel Witch"をはじめとして、
②"Atlantis"・④"Confused"・⑨"Angel Of Death"なども、HMらしいギターリフが冴えわたっています。
また、③"White Witch"・⑤"Sorcerers"・⑧"Free Man"は、哀愁漂うドラマティックな曲展開が素晴らしい。
このように、実に良い曲ばかりを揃えていますし、アレンジも光っています。
聴く度にどんどんと良さが感じられるような、素晴らしいアルバムですね。
→同意