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大発見 / 東京事変
オリンピア ★★★ (2013-11-22 00:48:47)
Color barsというミニが後にリリースされたが
あれは(意味合い的に)エピローグ、
もしくは
カーテンコールに相当するニュアンスなので
これがクライマックスにして
最終楽章と言えるでしょう。
内容としては
健全に百花繚乱で
多様な彩りの楽曲群が刺激的な、
脂がのって本当に極まった一作。
今回は師匠が特にいい仕事ぶりで
わっちとの共作による「21世紀宇宙の子」の
若きを鼓舞する爽やかな旋律は
胸に込み上げるものを感じた。
クールでハードボイルドな曲想が
新境地な「空が鳴っている」も
事変に未来があったなら、その先が見たくなる名曲。
師匠以外の曲も
ヘヴィな②、批評と祝祭の③、
ユーモラスな⑦、アダルトな世界観の⑩など
充実しまくりの曲が並ぶ。
まぁ何と言ってもメダマは林檎作の「天国へようこそ」。
とにかく、圧巻です。
自己模倣に陥るまえの幕引きは
美しくはあったが、
多少の既視感をおぼえたとしても
これだけのものが作れるなら
もっと見ていたかった。
→同意