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Dream Theater / DREAM THEATER
RIOT1970 ★★★ (2013-11-01 16:20:54)
実はDream Theaterは全部所有しているのだが、
はっきり言って今までみんなが凄い凄いと言っているので
「どこが凄いの?テクのひけらかしバンドじゃん、
楽器やってねーから凄さがわかんねーよ」と思いつつ
いつかこれらのアルバムがある日名盤に変身する日を期待しつつ
月日は流れた…かの名盤とされる「Images and Words」でさえ
私には何が良いのかさっぱり解らかった。
で、本作である。

これが、実に良い。私にとってはマイク・ポートノイが脱退しようと
なにも変わらなかった、否、もしかしたら、ポートノイ脱退で
作曲アプローチが変わったのかも知れない。

私は、どんなテクニカルな事をやろうとも、そこに、キャッチーな
何かが無ければ駄目そのバンドは評価しない。

歌メロ、ギターソロ、リフ、何でもいい、耳に引っかかる印象的な
何かがあれば、何でも良い。

今までのDream Theaterってテクニカルだけど、私にはキャッチーなものが
欠けていると思っていた。

でも今回は違う。まず、歌メロがキャッチーである。
ギターソロもただの速弾きではなく歌心があるような気がする。
ドラムだって別にいいんじゃないかな。

いままでってポートノイがバンドのイニシアチブを握ってきたせいか
何時もドラムの音がやたらとでかいミックスだったのが気になっていたし。
これが、普通のサウンドプロダクションじゃないのかな。

今まではアメリカ的だった(当たり前だが)気のするDream Theaterだが
今回は欧州的湿り気のある空気をもつアルバムだと思う。

これがきっかけで、他のアルバムをまた聴き込まなくちゃ、と思わせる
アルバムだ。

→同意