この曲を聴け!
The X Factor / IRON MAIDEN
RIOT1970 ★★ (2013-09-24 00:09:57)
今更ですが…
発売当初に本作は買ったのだが、
Sign of the CrossとMan of the Edisくらいしか
聞かずここ最近まで長期放置プレイの刑に処してあったのだが、
最近、このアルバムがへヴィ・ローテーションなのである。
本作は
Fear of the DarkとBrave New Worldを結ぶものであると思う。
本作がなければ
Brave New Worldは誕生しなかったのではないかと思うのである。
本作はSign of the Crossを筆頭に長尺な楽曲ばかりがならぶ
作風である。
はっきり言ってこれを一枚通しで聞くのは辛い。
でも一曲一曲を取り出して聞いてみるとなかなかの楽曲だと思う。
これを何故ブルース・ディッキンソンのVoで演ってくれなかったのか?
皆さん仰られている通りこのアルバムの弱点はブレイズ・ベイリーの
Voである。このVoの路線であれば、Gリフの音がもっと前に出ている
サウンド・プロダクションだったらまだ誤魔化せたのかも知れない。
ところがこのアルバム、
ベースサウンドとオーケストラとドラムしか聞こえないような
Gの音がやたらと控えめな音づくりになっていて、ハード・ロック
ヘヴィ・メタル、と言うよりかプログレッシブ・ロックな音作りに
なっていて、これがまたブレイズ・ベイリーの粗野なVoとミスマッチ。
とマイナスな事ばかり書いてしまったのですが、IRON MAIDENのファンなら
聞いておきなさい、と言いたくなるのもまた事実。
楽曲は良い。これが初めからブレイズ・ベイリーのVo、IRON MAIDENの
アルバムではなくて、無名のバンドのアルバムだったら
「ほう、なかなかのバンドじゃないか。」と思う筈である。
→同意