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Crush / BON JOVI
酒とバラの日々 ★★ (2004-02-05 02:28:00)
2000年発表のターニングポイント。たぶん彼らにとってはこれまで以上に「売る」ということを意識したアルバムだと思う。
ヨーロッパの成功とは裏腹に、「ジーズ・デイズ」がアメリカであまり成功しなかったことから、アメリカの若い世代から
忘れ去られてしまうことへの不安があったはず。このアルバムをリリース後のツアーを収録した「クラッシュ・ツアー」というDVDの
ジョンのインタビュー・シーンで自分がサングラスをかけ始めたことを「目元のシワを隠すためだよ、もう自分も40だし」
と茶化していたけど、それもまんざら冗談ではないのでは…あくまで想像ですけど。
…個人的には「ジーズ・デイズ」の円熟された感じが好きなんですけど、今作で一気に若返って世界中で大ヒットを飛ばし、ボン・ジョヴィはまた復活しました。
「イッツ・マイ・ライフ」というインパクトのある楽曲があったことが成功につながったみたいですね。
曲の長さにおいても前作とはあまり違いは見られないと思いますが、骨太なバウンドサウンドは後ろに引っ込められて、かなりコンパクトでポップな感じになった気がします。
それが今作の成功につながったのなら、結果オーライで非常にいいことだけど、前作のシリアスさを気に入っていた者としてはすこし寂しいような気も…
でも、一度は「80年代の遺物」とみなされながらもまた復活してしまうとは…ボン・ジョヴィはやっぱりスゴいバンドです。
→同意