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Halo of Blood / CHILDREN OF BODOM
帰ってきたクーカイ ★★★ (2013-06-24 12:28:27)
傑作である。
このバンドの何が好きかというと、アレキシの作るリフが格好良いところ。そして、音が良いところ。
各楽器がほど良く分離され、それぞれが「こうあって欲しい」という音で鳴っている。ギターはエッジが立っているし、キーボードは千変万化、バックで雰囲気を盛り上げているかと思えば、流麗な、あるいは攻撃的なソロで、ギターとバトルを繰り広げる。ベースもドラムも巧者揃い。幾分複雑な楽曲を、きっちりリズムキープ、テンポチェンジ。
私は現時点で初期3作と6thが未聴なので、なおさらピンとこないのだが、「メロディの劣化」という評価が良くわからない。初期3作が、そんなに素晴らしいのか。だが、代表作と言われる4th(これも疑いなく傑作)と、前作、そして本作を聴き比べても、リフの格好良さや、各楽曲の完成度の高さ、ツインリードのスリルなどと共に、ギターソロやキーボードソロ(そしてアレキシのVo.)が奏でる(歌う)メロディは、なんら変わりなく、というか楽曲の幅を広げつつ、「良い」としか思えない。
本作は、聴き終えた時の印象や満足度が4thに似ており、全く感服させられる。
リフマスターとしてのアレキシは、エディ・ヴァン・ヘイレンに似ており、一聴してキャッチーというか、メロディアスというか、格好良くも耳にすっと入って来るリフが、実は何気に複雑だったりする(私はそれを「変態リフ」と呼んでいる)。本作も変態リフがバンバン出てくる。
最後にもう一度。本作は傑作。
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