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Nostalgia / CLOCKWISE
失恋船長 ★★★ (2013-05-02 18:12:44)
てっきりコメントしていると思っていましたね。老いは怖いなぁ。1997年リリース、北欧メタルの様式を頑なに守り通す男なのかトレンドに擦り寄る節操の無い男なのかは分かりませんが、青臭い歌唱だが繊細な旋律を研磨しよりいっそうの輝きをます稀代のメロディーメイカー元FORTUNE中心メンバーだったベニー・スドベリ(Vo、Key)がGLORYの天才ギタリストヤン・グランウィックにEUROPEのリズム隊を引き連れシーンに見事に返り咲いた珠玉の一枚。これほどまでに北欧メタルの甘美な世界観を陶酔出来る作品はありませんね、クラシカルフレーバーたっぷりな糖度も高めの泣きのメロディ、儚さと繊細さがガラス細工のように光を照らし聞くものに安らぎと癒しを運んでくれます。その永遠と脆弱さを存分に体感出来るTHE北欧メタルな一枚、メロディ愛好家なら迷わずゲットですよ。①のキーボードが流れ甘い唄い出しを聴かされたら北欧の望郷を思い起こされ絹のような手触りがナイーブさとエレガントな世界観を演出していきます。でしゃばり過ぎないKeyが流麗さに拍車を掛けているのも見逃せませんね。多彩なギターワークはヤン・グランウィックの有り余る才能を開花させ叙情美溢れる洗練された旋律を散りばめいっそう華やかさを添えてくれます。躍動感のあるリズムと豪快さはロックの醍醐味そのもの、まさにこのメンツだからこそ体感出来る世界観があるでしょう。美しいサウンドと甘い歌声にどっぷりと浸ることが出来る極上の一枚を前にテンションも上がりすぎ取り留めのないコメントを羅列しましたが、FORTUNE同様次作でおもいっきりコケるのでどうしてもムキになるのです。この作品がスタンダードではなく隠れた名盤なんて悲しすぎますよ。

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