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Seven Churches / POSSESSED
ムッチー ★★★ (2012-12-12 22:23:34)
1985年に、もう既にここまでアグレッシヴな音を出すバンドが存在していたんですね。驚きましたよ。
同年のスラッシュといえば、SLAYERの『HELL AWAITS』やS.O.D.の『SPEAK ENGLISH OR DIE』などが
名盤だと思いますが,これはそれらよりもさらに上をいく凶暴さで,デスメタルととらえられてもおかしくない。
というよりも、元祖デスメタル的存在のバンドですからね。
音質はクリアではないものの、ほど良い具合に粗く、凶暴性を出すにはもってこいのサウンド。
そして、ヴォーカルは非常に攻撃的な、噛みつくように吐き散らすスタイルでカッコ良いし、
ツインギターが奏でるソロ(ツインリードはない)も、しっかりと聴かせてくれます。
ドラムは確かに危ういですが、これも個性的でマッチしていると思いますよ。

全10曲、約40分のアルバムを占めるのは、いずれも破壊力のある曲揃い。
その楽曲には多彩なフックが設けられ、曲作りのセンスを感じます。
どの曲もはっきりとした個性があって、そして捨て曲なしどころか、名曲ばかり!
これは本当に素晴らしいアルバムだと思いますよ。
いつ聴いてもテンションがググッとと上がり、体が暴れ出したくなる、スラッシュ系統の作品の理想形。
スラッシュが好きな人ならまず気に入るでしょうし、必聴のアルバムでしょう、これは!

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