この曲を聴け!
W.A.S.P.
RIOT1970 ★★★ (2012-08-04 02:05:20)
タイムリーにW.A.S.P.を知ったのは確か1993年頃だったかな、
俺はまだ20代前半の若造だった。HR/HMの魅力に取りつかれた
始めた俺は、色んなCDをBURRN!誌を見たり、CD屋に実際行って、
ジャケットや帯のたたきをみて買っていた。そんなジャケ買い
だった初のW.A.S.P体験がTHE CRIMSON IDOLだった。
伊藤正則の熱いライナーノーツを読み、歌詞の対訳をみながら、
聴いていた。陳腐な言い方だが、格好良いな!
(メンバーの怪しい履歴や、ブラッキー・ローレスのルックス
を含めて)と思った。もちろん楽曲も。正則氏のライナーを
読んでなるほど、これがアメリカ人による英国HR/HMの解釈か、
と思った。
基本俺はアメリカのロックは聴かない。当時の俺はVAN HALENとか
BON JOVIが嫌いだった。なんだか陽気だし、ミッド・テンポの曲が
多いし、歌詞もラブソングみたいなのが多くて、それも嫌だった。
でもW.A.S.P.は違った。THE CRIMSON IDOLに関してはコンセプト
アルバムという事でシリアスなものだったし、楽曲にスピード感があったし、
楽曲もいわゆるブリディッシュの湿ったものだった。
フランキー・バネリの手数足数の多いドラムも格好良かった。
さて、W.A.S.Pを知らない人がこのバンドを気に入るかどうか、
それはブラッキー・ローレスのクセの塊のようなヴォーカルだと
思う。決して巧くはない。けれど、ハマればクセになる。
THE CRIMSON IDOLばかり語ってしまったが、このバンドは
この路線のアルバムばかり作っている訳ではない。
HELLDORADOみたいな単純明快なシンプルなロックンロール
アルバムを作ってみたり、KILL FUCK DIEの様なデジタル
ロックをやってみたり。でもどのアルバムもよく出来てるし、
ブラッキーの独特なVoで、全てW.A.S.Pブランドに仕上がっている。
初心者はTHE CRIMSON IDOLからどうぞ。
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