この曲を聴け!
Alpha / ASIA
はっちゃん ★★★ (2012-07-13 18:04:43)
このアルバムに出会えて本当によかった。
何人かの皆さんが綴ってらっしゃるように、この作品は人生の大切な時期、多感な10代のライフ・
ステージのBGMとして色褪せることなく輝いている。
正直、冷静なレヴューなどは出来ない。僕にとってもコレは「青春」のアルバムだからだ。
書いていて恥ずかしくなってきたが、事実だからしょうがない。
1st「ASIA」は、楽曲にある意味メンバーの履歴書が見え隠れしている部分があった。
この作品は、そうした要素を徹底的に排除し、クリエイティヴ面、演奏面でも高い技術を持った
職人たちが、持てる全ての能力を『ポップ』へと注いだ傑作である。
聴き飛ばしてしまうような曲は1曲たりとも、無い。
エンジニアリングも兼ねるマイク・ストーンのプロデュース・ワークも見事で、このキラキラした
サウンド・テクスチャーは本当に素晴らしい。
誤解を恐れずぶっちゃけると、ハウのギターを引っ込めてジェフのプレイを押し出しているのも
個人的には大正解だと思う。ハウのギターはこのバンドにおいてはフックに富みすぎていて
少しデコボコに聴こえるきらいがあった。1stではそれが顕著だった。
それも含めてトリートメントされた本作は、トータルバランスの面で見ても1stを凌駕する出来。
「ALPHA」をBGMに色んな事を体験し、学んだ高校時代。
初めてのデート、初めての殴り合い、初めての停学、初めてのライヴ。
よく怒り、よく笑い、よく泣いた。
ノスタルジーといわれても構わない。
恥ずかしさMAXだが、僕の「青春のBGMライブラリー」筆頭の1枚がコレなのだ。
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