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A Different Kind of Truth / VAN HALEN
帰ってきたクーカイ ★★★ (2012-02-13 10:13:43)
 正直、ここまで素晴らしい作品が発表されるとは思っていなかった。
 ①でちょいとジャブをかまし、②以降、ガコンガコンとギアチェンジ。④でトップスピードでそこから先、最後までジェットコースターよろしくVHワールドを堪能できる。傑作である。
 確かに、B!!誌の広瀬編集長が言うように「JUMP」はないし、それで良いと私も思う。
 エディのギターは切れまくっていて緩急自在。さらりと簡単そうに変態リフも刻んでいる。
 息子はというと、これがしっかりと上手い。少しテクニカルなプレイヤーである気配がありつつ、しっかりグルーヴしている。聴いていて根拠をさっと挙げられないのだが、ビリー=シーンを思い出すところがあった。
 デイヴはというと、この人は本当に変わらない。相変わらず、節回しとそのだみ声が強烈な個性を放っている。で、基本的にやっぱり上手い。
 CD発売、ツアー敢行という流れも、「やるときゃやるぜ!」という思い切りの良さに溢れている。 
 「今、CD売れないし、デジタル配信の方がバンドは儲かるし・・・。いや、そもそもたまにライヴやって懐メロをプレイしているのが、一番儲かるよね」なんて言っている某バンド達に爪の垢を煎じて飲ませたい。
 もう一度繰り返すが、本当に素晴らしい、傑作大復活アルバムである。

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