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大発見 / 東京事変
帰ってきた男 ★★★ (2011-11-04 02:06:00)
”スポーツ”というだけあって
フィジカルな攻めるロック色が濃かった
前作の余韻で聴くと、
パワー不足?みたいな印象をはじめは受けた。

ただそれは、
とても色彩豊かであるから。



「絶対値対相対値」など事変史上もっともヘヴィだし

「風に肖って行け」「新しい文明開化」「空が鳴っている」など
ロック・カタルシスが痛快な曲もあれば、

「海底に巣くう男」「恐るべき大人達」「かつては男と女」といった
アダルトでシャープな曲も充実している。

また、
「21世紀宇宙の子」は師匠によるものだが
「閃光少女」に通ずる、感動的なまでの爽やかさが胸を打つ。

そして今作の中でダントツでお気に入りなのは、
「天国へようこそ(For The Tube)」。
幽玄なサウンドスケープと、哲学の薫る詞が圧倒的。


今回も、
まるで当然のように傑作である。

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