この曲を聴け! 

…and Justice for All / METALLICA
N男 ★★★ (2010-04-25 01:22:00)
1988年発表の4th Album。邦題『メタル・ジャスティス』
このアルバムは、とにかく曲が長くて音が軽いというのが第一印象だった。
急逝したCliff Burtonの後任としてJason Newstedは入ったもののベース音がほとんど聞こえてこない。
3rdでメタリカにはまって1st~3rdまで聴きまくった後に聴いたためか、まるで短所だけが浮き彫りな悪い印象だらけだった。
このアルバムもブラック・アルバム同様のスルメの傑作だった。
「Blackend」に「Dyers Eve」の二大疾走曲から入り、そりゃ何十回も聞き込みました。
「One」「To Live Is To Die」の良さに気付いた時、このアルバムを半分くらい聴きこなせた感じで、ライブ盤での「Harvester Of Sorrow」でやっとグルーヴの聴き方、ノリ方がつかみ、全曲の良さが分かりました。
長尺な曲ばかりですが、どれも素晴らしいリフと展開を持っています。
「メタリカ唯一のプログレッシヴメタルアルバム」と言っても良いくらい、変拍子と二転三転する曲展開が目立つ実験的なアルバムですが、慣れると癖になる。

なお、Jasonのベース音は爆音でヘッドフォン等で聴くとかすかに確認できます。
「Eye Of The Beholder」「One」「The Shortest Straw」あたりなら確認しやすいでしょう、まぁ、これでもかなり聞きとりづらいんですがね。
オススメは①、②、④、⑧、⑨です。
⑥もライヴでの演奏頻度が高めです、気に入ってるんでしょうね。
中でもメタリカを一気にメジャーバンドにしてしまった伝説の名曲④「One」は必聴です。

92点。

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