この曲を聴け!
…and Justice for All / METALLICA
10倍太陽拳 ★★ (2006-04-03 14:29:00)
今作は実験作のような感じがします。(メタリカのメンバーは前作が実験作だといってましたが)
そして「スラッシュメタル」としてのメタリカの最後のアルバムです。
このアルバムは「速さ」よりも「重さ」を重点に置いています。事実バッテリーの様な速さ一辺倒の曲が少なくなりました。
この重さ重視の方向性は次作ではっきりと形になって(さらにメジャー性を帯びつつ)表れている。
あと一曲一曲がよりプログレシッヴな展開になったと思う。
ただこのアルバムで致命的なことがあります。皆さんも仰っているとおりアレンジです。
ベースが全く聴こえません。あとバスドラムもなんか軽いです。最初聴いた時は正直ダメだなと思いました。慣れてくるとそうでもないが。
しかし楽曲の質は高いと思います。BLACKENED、ONE、THE SHORTEST STRAW、DYERS EVE辺りがいいと思う。特にONEは超名曲です。
なんだかんだいってこのアルバムはビルボードチャートの初のTOP10入りを果たしました。
しかしクリフバートンの死はいろんな意味でメタリカでは最大の痛手だったに違いない。
彼が生きていたらメタリカが途中で迷走することもなかったかもしれないと思う。
→同意