この曲を聴け!
○○この曲を聴け!
はっちゃん (2010-12-02 20:12:57)
吾妻光良 & The Swinging Boppers 全作品を聴け!
80年代から活動を続ける我が国随一のジャンプ・ブルース・バンド。
■ジャンプ・ブルース
1940年代に確立された、ビッグ・バンド・ジャズとブルースのミクスチャー。
50年代のR&Rの登場までエキサイティングなダンス・ミュージックとして機能する。
花形パートはやはり大所帯のホーン隊。ギターがリードを執るケースは少ない。
●特徴
リズムはブルース同様3連(シャッフル)だが、テンポはR&R同様アップ・テンポで速いものがが多い。
歌詞の内容はブルースのようにペシミスティックなものは少なく、ユーモアと少々のペーソスを織り込んだものが主流。
さて、この吾妻光良 & The Swinging Boppersですが、当然バンマスは吾妻光良(Vo/g)という人。
実はメタルと浅からぬ繋がりのある人物なのです。カルメン・マキのバンドでギターを弾いていたり、あのLOUDNESSの
デビューに1枚噛んでいたりしたHRギタリストであるジョージ吾妻。このジョージ吾妻の弟が吾妻光良なのです。
吾妻光良自身も、exVOWWOWの人見元基とコラボしたりと以外にメタルとの縁がある人なのです。
そしてなんと言ってもこのバンド、音楽で生計を立てるプロフェッショナルではなく、メンバー全員がサラリーマンという
アマチュアなのです。中でもバンマス吾妻光良は、なんと日本テレビのお偉いさん!!畑は音響・効果らしいのですが、
バンド活動をしてるオッサン達に夢と希望(笑)をあたえてくれる人物なのです。
そしてそのサウンドはジャンプ・ブルースに吾妻の豪快なテキサス・ブルース直系のプレイを前面に押し出した本国アメリカ
でも類を見ないスタイル。もちろんノン・エフェクトだけど太いくせに目茶目茶キレのあるトーンとプレイはメタル
プレイヤーにも是非参考にしてほしいものです。
元STRAY CATSのブライアン・セッツァー・オーケストラを楽しめた人なら気に入ってもらえると思います。
むこうはロカビリーテイストのあるスウィング・ロックだけど、こっちは本当のジャンプ・ブルース。
歌詞の世界も大爆笑からニヤリまで概ね笑えます。決してコミック・バンドではなく、笑えるというのがジャンプ・ブルースの
様式美のひとつなのです。
現在入手できる音源は下記の4作品(これ以前はアナログ・レコード)
●STOMPIN' & BOUNCIN'
●SQUEEZIN' & BLOWIN'
●SEVEN & BI-DECADE
●SWEATIN'BALLROOM / Jumpin'At The Cuckoo Vally
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