この曲を聴け! 

高校野球が好き!2005
HIGASHI (2005-08-28 22:41:00)
駒大苫小牧の件も一件落着したので、ちょっと話題を変えて締めてみましょう。
僕の大好きな監督さんの一人、玉国監督率いる宇部商が今回も印象に残る戦いをしてくれました。で、結構エースをあそこまで酷使してまで勝ちたいのか?っとか宇部商には他にピッチャーはいなかったのか?っとか耳にしますが、それはどちも的がハズれた意見だと僕は思っています。今回の玉国采配のヒントは、松坂世代で沸いたあの大会の宇部商対豊田大谷戦にあると思うのです。サヨナラボークで幕を閉じたので、まだ覚えているファンも多いと思います。
あの試合は9回まで宇部商が1点リードして、最終回を迎えました。2死2塁の場面で打席には古木(現横浜)。ここで勝利優先なら敬遠でもいい場面ですが、宇部商バッテリーは勝負に出ます。結果は四球で、次の打者にタイムリーを打たれ、延長へ・・・
そして延長に入ってからは控え投手の投球を玉国監督は止めさせてしまいます。これも勝利優先なら理解不能な策でしょう。そして宇部商はサヨナラ負けを喫してしまう・・・
この試合から見ても玉国監督は勝利を最優先させるのではなく、生徒に壁に向かわせ打ち勝つような育成を心掛けてらっしゃるように、僕は感じたのです。PL学園との夏の決勝戦でもその姿勢は同じで、やはり清原という壁に自軍の投手に勝負にいかせています。
だから今回の好永君の場合も大黒柱としての育成を目指した結果なのではないかと思うのです。彼本人もそれを望んでの今大会だったのではないかと思います。昨年の秋の中国大会の決勝では体力的にヘバッたので、別の投手が継投している事が、さらにその思いを強くさせた、と思います。エースを最後まで信頼してマウンドに立たせる勇気を玉国監督は持っている。彼の元で野球が出来る選手は幸せだと、宇部商が活躍するたびに思うのです。
勝利至上主義で、セオリー通りの野球を見ているよりも、生徒を信頼し、育てる野球にこだわっている玉国野球は爽やかだ。高校野球なんて所詮人生の通過点でしかありません。ノビノビと選手が望むような野球をしたらいいんんじゃないかと僕は思います。これからも玉国野球のミラクルを期待しています!
では、また来年、頑張って盛り上げていきましょい!しょい!!

→同意