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『生きる為の遺書』 これはお薦めしたい本です。
ヴィレ (2004-01-14 16:38:00)
『生きる為の遺書』
私の身近な人からのお薦めで出会った、本のタイトルです。
以前(らくがき)で「自殺について」の話題も有りましたけど、『死』誰にもいつか必ず訪れます。私達に与えられた時間は有限です。そのことを考えた上で、毎日をどう生きるのか?明確に提示してはいないけれど、この本から「生きていることを肯定する」メッセージが伝わって来たらと思い紹介しました。
決して、死にたいとか、辛いとかのたぐいの自己満足や悲劇的な想いを書いた、単なる『闘病記』でなく、様々な悩み、辛さを抱えた人達へ〝生きる為のメッセージ〟が多少なりに、伝わればと言う著者の想いを感じました。
17才の時世界で三千人の難病告知を受ける。仕事と勉強の両立は病気の為出来ないので、まず働いて学費を貯め、その後デザインの学校に行きグラフィックデザイナーに。現在三十代で、なお闘病中ですが、生きてゆく素晴らしさを詩やイラスト、写真などで表現されています。
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「生きる為の遺書」内容の一部を抜粋・要約したものです。
無数の限りないオペキズだらけのカラダでも、私は私のカラダがいとおしい 生き抜いてきた 私の証なのだから
どんなに悩みをかかえていても人生は、砂時計のようにあっという間に過ぎていく。
もう、ずーっと痛みの人生は本当に疲れた
母となる幸せも人のもの
女である幸せも人のもの
好きだった事も人のもの
居場所(幸せ)を探すとしたらそれは死に場所
〝生きる〟と〝いかに死ぬ〟が等しいと気づいたのは死ぬ苦しみを持って初めて知った愚かな私の真実だ。
遺書を書くような気持ちで生きる。
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「生きる為の遺書 A Living Will as a Will.We are here today.」
著者:鶴切光子 (つるきりみつこ)価格:\1050(1000) 出版社名:新風舎 B6判 96頁
本のタイトルと著者名、出版社名を告げたら書店で取り寄せてもらえます。
* 東京都武蔵野赤十字病院内の売店でも、委託販売されてます。
* 図書館などでも、リクエストすることができます。

※ 表紙の絵や写真・イラストもシンプルであるが、プロのグラフィックデザイナーである著者のセンスの素晴らしさを感じます。
『エッセイ・詩集』の部類に属するとも思いました。

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