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撃墜王の孤独
たける (2003-11-18 14:05:00)
あのチャーチル首相の演説は、1940年のバトルオブブリテン(Battle of Britain)の時の演説で、時代背景は以下の通り。
ナチスドイツがフランス全土を手中にし(1940/6月)、イギリス軍は自国内への撤退を余儀なくされました。ナチスは更にグレートブリテン島(イギリス本土)への進行を目指し、大爆撃部隊を準備していました。そこで、新たに首相となったチャーチルは、イギリス本土上空でのナチス空軍を迎え撃つべく、イギリス空軍の戦力強化を図りました。パイロットの養成。新型機の開発・・・
ナチスは2600機の爆撃機を持って、イギリス本土の空襲を行いますが、イギリス軍はたった600機の戦闘機でそれに立ち向かい、ヒトラーのイギリス侵略から守ったのです。
この戦いのさなかに、チャーチルがイギリス国民・ロンドン市民に対して行った演説が、Aces Highの冒頭に収録されている、演説で、最も有名なセリフが「We shall never surrender!!」(我々は決して降伏しない!!)なのです。
この曲の歌詞の内容は、このバトルオブブリテンでドイツ機と戦うイギリス機パイロットのお話になっています。
歌詞の中に出てくる、ME-109というのはドイツ軍の戦闘機(メッサーシュミットって言えばよく聞く名前ですよね)。spitfire(スピットファイヤ)はイギリス軍の戦闘機の名前です。
この戦いの後、チャーチルはこう言いました。「もし英国がこの先千年続いたとしたら、人々は言うだろう。あれは英国の最も素晴らしき時だった、と。」
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