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メロパワとメロスピの違い
無の英雄 (2009-06-11 02:09:00)
最近職場でメタル談義することが増えて、その友人からこれに近い定義聞かれて出した
自分なりの答えです。今までB!誌やYG誌読んだ知識、バンドマンだった自分の経験、今現在もギターを引き続けている自分の考え等を総合したものとなっております。
①共通点
疾走感あふれる楽曲がメイン。ドラムプレイは2バスでスピード感を出している。歌メロは非常に覚えやすくキャッチーであり、合唱できるようなサビがある。
音楽性的に若干クラシカルな要素も入っている。(特にギターやキーボード)
ボーカルはハイトーン且つある程度クリアな唱法が主体となる。
ギターリフはスタッカートを利用した刻み系なものが多用され、サビでは歌メロを立たせるため、白玉系なバッキングになることが多い。
ソロにおいてはソロパートのみで一つの楽曲の如き世界観があり、速弾きだけでなくツインリードやメロディーフレーズ、ブレイク等を用いてドラマ性を醸し出している(ある時にはRPGを彷彿とさせることもる)
②相違点
メロパワ・・・HELLOWEENの「守護神伝」を基盤としたジャーマンメタル系な
音楽。音楽の核となるのはパワフルなギターリフで、キーボードは味付
レベルとなってくる。リフにおいてはスラッシュ/パワーメタルに通じ
るものがあり、オブリのフレーズはギターでキーボード的色感を出す。
またソロにおいてはツインギターによる掛け合いやツインリードが好ま
れる。編成はVo、G×2、B、Drとなることが多い。
メロスピ・・・STRATOVARIUSの「EPISODE」「VISIONS」
あたりが基盤の音楽。音楽の核となるのはスピーディーなギターリフと
キーボードによる装飾。ギターリフはスピード感を出すためにルート音
を機軸としたスタッカート系なシンプルなものが多い。その分楽曲の色
を出すのにキーボードが雰囲気やオブリなど入れ曲を盛り上げる。ソロ
においてはギターとキーボードの掛け合い、キーボードによるクラシッ
ク的世界観の中でのギターソロなどキーボードの役割が大きくなる。
よって編成はVo、G、B、Key、Drとなることが多い。

と自分では定義づけました。
またシンフォニックメタルにおいては、
・キーボードが曲の世界観の主軸となり、クラシック的展開またはオペラ的展開
の中で楽曲が成り立ち、サビにおいてはクワイアを用いた大仰且つオペラチック
で合唱できるものが大半を占める。疾走曲主体でないときもある。ギターリフは
メロスピよりもさらにシンプルなものが多い。(オブリフレーズは除く)
という感じで考えてます。

これを基盤とすると
メロパワ・・・HELLOWEEN、GAMMA RAY、HIBRIA、IRON SAVIOR、EDGUY、BLIND GUARDIAN
NOCTORNAL RITES、DUNGEON、PERSUADER、LOST HORIZONなど
メロスピ・・・STRATOVARIUS、SONATA ARCTICA、DARK MOOR、DRAGONFORCE(この人達は
ある種例外)、BURNING IN HELL、POWERQUEST、SKYLARKなど
という形になりましょうか。
ですが、あくまでも皆さんおっしゃられているように自分主観の意見ですからね。
自分で聞いてこれって「メロパワだな」「メロスピだな」って感じる感覚を自分が
バンドもやっていた観念から観るとなんとなくこうなったって感じです。
ですので、ANGRAはメロパワ(但し、「REBIRTH」は限りなくメロスピに近い)となると
思います。ただし、KAMELOTは判別難しいです。昔からかなりキーボードが入っており
尚且つメインフレーズはギターですので・・・自分の中ではメロパワですが、最近は
曲調も変わってきてるので、ホント困ってます。
地域的にはドイツやブラジルはメロパワ系多いと思います。北欧やイタリアなどはメロスピ系多い気がします。
かなり前のスレに対しての答えですが、「★メロスピ★」を読んでて、この議題に興味がでて自分なりの考えを出してみました。
長文となり申し訳ないです。

→同意