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Angel Witch / ANGEL WITCH
殺戮の聖典 ★★ (2006-04-03 01:30:00)
元LUCIFERのケヴィン・ヘイボーン(Vo、G)を中心に結成されたバンドによる'81年発表のN.W.O.B.H.Mを代表する名盤。
そのサタニックなイメージからおどろおどろしいサウンドを想像しがちだが、IRON MAIDENに邪悪のエッセンスを振り掛けたような極上のヘヴィ・メタルを聴かせてくれる。
特にアルバムの冒頭を飾るバンドのテーマ曲「ANGEL WITCH」は強烈で、この曲を聴くためだけにアルバムを購入しても損はしない。
ほかにも、ケヴィンのヒステリックなシャウトが聴ける「ATLANTIS」、複雑な曲展開が魅力の「WHITE WITCH」、恐怖に満ち溢れたギター・リフの「CONFUSED」、IRON MAIDENの「REMEMBER TOMORROW」を彷彿させる「SORCERERS」、サビのメロディがあまりに邪悪な「GORGON」、メロディアスな疾走曲「SWEET DANGER」、静と動とを兼ね備えたドラマティック曲「FREE MAN」、のちのスラッシュ・メタルへの影響を強く感じさせる「ANGEL OF DEATH」、バンドの魅力が凝縮されたインスト「DEVILS TOWER」と、正に捨て曲なしの名盤に仕上がっているが、バンドはこの1枚をもって解散。
その後、メンバーを変えて復活するものの、残念ながら本作のレベルに達する作品は作られていない。
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