この曲を聴け!
2006年度のハードロックシーン
k.s.m.2 (2007-01-17 21:10:00)
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そういえば、ヤング・ラジオさんのアルバム評は夢劇場の欄で読ませていただいた記憶が
あります。また探してみます。
さて。
シーンを明るく、とかCDがよく売れる、いうのは、それこそ歌謡曲クラスの共感を得る
戦略を練らないと実際的に無理なのではないかと。そして、海外のバンドが多い分だけ
英詩も多く、更に生活のBGMには(愛好者は別として)向かない楽器隊で構成されるこの
ジャンルが、果たしてそこまでの支持を得られるかというと……。日本では有り得ない
気がします。
過去と比べるなら、バンドの質の差もありますし。私の場合なら(あまりに大味な言い方
ですが)、ZEPやMR.BIGなら何処でも流す気になりますが、IRON MAIDENやMETALLICAに
なると少々躊躇いますし、SLIPKNOTやTHE HAUNTED辺りになったら、人前でかける勇気は
まず持てません。愛好者にしろ合わない人にしろ悪い訳ではないので、これも時代の反映
だと思いますが。
欧米でどれだけ盛り上がろうと、気質が大勢に合わない以上、日本のファンという団体
での隆盛は(以前はどうあれ)最早有り得ないのではないか、というのは暴言でしょうか?
むしろ、「それなりに海外で売れてるから大丈夫だろ?」といって、そこそこ有名になった
バンドの作品をコンスタントに供給してくれるレコード会社が理想かもしれません。それこそ、
輸入盤を始終チェックして、その中から色々浚い出せる「熱いファン」だけでの「シーンの
再興」を狙うなら別ですが……。
名盤というものについても、情報が圧倒的に足りない(ネットは慣れないファンが総覧
するには不便、雑誌はあまり本屋に無いB!くらいしか枚数の多いレビューは無い)状況
では「造られた名声としての名盤」は生まれないでしょう。そこまで「探す労力」が要る
状況では、たまたま見掛けたCDから入る新しいファンという期待は薄いですし。
また、新しくCDを買う若いファンが数少なければ、「個人が自分の一枚として選んだ結果
が積み重なった末の名盤」が光を放つのにかかる時間も増えそうです。
自分自身を考えると、HMだからといって(曲構成にしろ歌詞にしろ)当たりが多いとは
いえないCD達の中で、現状で既にぎりぎりな資金や時間を削って「自分の及びもつかない
知識量のある人だけが耳にしているマイナーな作品」や「名前は知っているし気にもなるが
音質・内容的に保証といえる評価がない作品」に手を出す余裕は全く無いので、これから
シーンに貢献できるかと言われると心許ないです。似たような作品(と思えるもの)を複数
所持する物理的キャパシティも無いのが追い討ち。
……どうしてこんなに語ってしまったかな……DISSECTION『Reinkaos』の御陰で自分の
メタル好きを確認したばかりだからか。
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