この曲を聴け! 

2000年以降の名盤
Usher-to-the-ETHER (2006-04-15 11:10:00)
スレッドを建てたのにずっと書き込んでなくてすみません。
今回はフィンランドのプリミティブ系を中心に幾つか。
CLANDSTINE BLAZE「Deliverers Of Faith」(プリミティブブラック)
エクストリームな音楽って、気持ち良く衝動洗濯出来る物が高い評価を得ることが多いですが
それとは真逆の根暗さが素晴らしいです。例えるなら憎い相手を思い浮かべて血腥い妄想に
浸りながら聴くべき音楽、という感じでしょうか(笑)。案外取っ付きやすく、プリミティブを
初めて聴く人はDARKTHRONEでなくここから入っても良い位のアルバムかと思います。
SATNAIC WAMASTER「Carelian Satanist Madness」(プリミティブブラック)
音質が癖のあるノイジーさで前述のCLANDESTINE BLAZEと比べるとちょっと聴きづらさが
あるかもしれませんが、「メロウなプリブラ」では真っ先に名前が挙がるアーティストだけあり
メロディが素晴らしく良いです。特に一曲目の民族系のメロディがいいですね。
V.A.「Crushing The Holy Trinity」(オムニバス)
Northern Heritageの社長、Mikko A(Deathspell Omegaの現ヴォーカルでもあります)が
監修したというオムニバス。ここに入っているDeathspell Omegaの曲が本当に素晴らしく
この一曲の為に買ってもいいくらい。他にもMglaを始めとして、プリブラとして質の高い
バンドが幾つか収録されていて、そちらも聴き物です。ただフューネラルドゥームの
Stabat Materだけは少し苦手かも…
V.A.「From The Entrails To The Dirt」(オムニバス)
これも前述のDeathspell Omageが素晴らしい曲を提供していますが、それ以上に
Mutiilationのメンバーが参加しているというMalicious Secretsが凄い。
この手にしては珍しくリードフレーズがかなり入ってますが、イカレてるとしか
言いようの無い音像。Mutiilationによるフランク・シナトラカヴァーも面白いです。
KEEP OF KALESSIN「ARMADA」(ブラックメタル)
KOKはミニの「Reclaim」を挙げましたが…これは更にその上をいきます。
とにかくObsidian Cのギターが凄い!!今まで聴いたブラックの中でもトップクラスに
ギターがかっこいいです。ヴァイキング調の曲、スラッシーでノリの良い曲、メロデス以上の
泣きメロを取り入れた曲など、バラエティに富んでいながらキャッチーな曲作りも素晴らしい。
このバンド、まだあまり注目されていないようですが間違いなく1349に匹敵するバンドです。
本当に、ノルウェーのブラック界は層が厚い…
IHSAHN「The Adversary」(シンフォニック・ブラック)
路線としてはEMPERORの4thを更にシンフォニック、プログレッシブ方向に押し進めた
作品だと思いますが…メロディの良さ、楽器のアンサンブル、フレーズのかっこよさ、
そしてIHSAHNの声など、もう非の打ち所が無いぐらい全てが素晴らしいです。
圧倒的な才能とは、きっと彼のようなことを言うんでしょうね。
…ちょっと挙げすぎでしょうか(苦笑)中でもKEEP OF KALESSINはお勧めです。
それと今までにも挙がっていた1349、2ndを聴いた限りこれも素晴らしいので必聴です。

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