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HMジャンル細分化の功罪
KUZU (2009-10-30 22:48:00)
「分類」と言うより、音に含まれているエッセンスや印象を表す「キーワード」として捕らえるのが良いのかもしれないなと、思います。ここのサイトのキーワード見たく。
アーティストが分類するのではなく、飽くまでも聴き手や売り手が、その音を説明しようとして、その音を表すキーワードを巧みに組み合わせる事で、それがあたかも「ジャンル」に見えているのではないかなあ。で、使い方にも工夫が見えたり、例えば幾つか「キーワード」が並んでいれば、例えば先頭が一番「一杯含まれている」とか。
音に対して何もキーワードが無ければ、これはこれで不便だと思いますけどね。わざわざ、自分が苦手な種類の音楽に手を伸ばす事になるから。
音楽のジャンルが細分化されるのではなく、音楽が時代の中で呼吸して生きているので、その時代の音をどんどん吸収して行き、音が含むエッセンスが増えたり、新たな音が生まれて主成分になったり、それこそアメーバーのように核を持ちながら、多方向に生き続けていくのかなと、思いました。それはあたかも、ジャンルが微小化、多方面化しているように見えたり。中には核分裂したりとか。そして、核に拘りすぎて成長をやめてしまった音の細胞は、矮小化していって、そのまま死を迎えるのもあるかな。それなら、絶対音の成長は止まって欲しくないし、「罪」の部分は必要悪、「功」をこそ得るべく、火中の栗を拾う見たく、アーティストの皆さんには果敢に挑戦し続けてほしいと思います。
最早語りつくされているのかも知れないですが、ジャンルと言うか、音を構成する要素がどんどん増えていく事は、その音楽にとってはとても健全な事かも知れないなと思います。だからこそ、僕らみたく根強いファンが居て、音を支え、僕らの後の世代に実はしぶとく根付き、聴きつがれ、語り継がれていくんですよね。

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