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陰陽座のコメントについて
ばい(by) (2005-05-07 23:05:00)
・今思えば、僕は陰陽座を"所有"したかったんだと思います。有名になるのは構わないけど、メジャーにはなって欲しくないというか。それこそ「ジゴちゃんはTVKから出ないでくれ!」とか、「トリビアは深夜の頃の方が面白かった」とか、僕の中でのそういう意識が、陰陽座に対して特に強かった。ただでさえ陰陽座って、サブカル系雑誌で取り上げられたり、そういう色合いも(誤解承知で書きますが)多少あるじゃないですか。だから、(恥ずかしながら健全なロックファンを自称する)僕が自分で掘り当てたバンド「陰陽座」が、な~んかアニメのオタク達に取られてしまうような気がしたり、その手のファンが多数付いてくるおかげで、自分もオタクだと思われそうな気がしたり・・・そんなんが堪らなくイヤでね(苦笑)。今はもう、そうでもないんすけど。
・というのも、イチバンドを自分の理想に押しつけて捕らえるのが、途方もなく無意味に思えてきたから。こちらの理想を押し当てるのではなく、向こうとの理想を共有することこそ、単なる情報の受け手に過ぎない、それでいてバンドに忠実である誠実なファンのあり方だと思えてきたからです。バンドがその時与えてくれたものを僕が受けつけなければ、ただ離れれば良いのであって、時が経って受け入れられるようになったら、戻ってくれば良い。そういう自由が、我々には与えられているじゃないですか。何故それを行使しようとしなかったのか、今考えると我ながら不思議で仕方ありません(苦笑)。だからもう、彼らに対して、どんなコトを言われていようが、どんなファンが憑こうが、僕には関係ないじゃんって思ってます。僕は僕なりに、彼らの音楽の真価を探るだけです。一時期、その手の単語を羅列しただけのレビューが投稿される度に「おちょくってんのか!」と被害妄想ったりしていたのですが・・・愚かでした。御恥ずかしいですね(赤面
・でも、本題に添って言えば、ポジティヴな言葉を書けばそれで良いという見方には疑問があります。キツいことを書くばかりがレビューじゃないし、経験上そういう批評人間の感性は意外と信用できないものだと僕は捉えているのですが、じゃあ褒めてるのは無条件にOKなのかと。制限とか規制することは不可能だけど、やはり「音楽」を生業とする人達に対して、音楽以外のポイントをベタ褒めするのは、否定こそしませんが、同じバンドのファンとしてあまり気持ち良くないかも。まあ、要は心象の問題で・・・・せっかくカッコイイジャケットを着てデートに行ったのに褒められたのはヘアスタイルでした、くらいの居心地の悪さですね(意味不明)
・ただ、アニメの主題歌で獲得したファン(沢山いるでしょう)と、離れていったファン(多分、少なくは無い筈です)と、どちらが熱いファンだったのかな・・・というのは、当事者(瞬火とか)でないくせにふっと考えてしまうんですけれども。
→同意