この曲を聴け!
Burn / DEEP PURPLE
なP ★★ (2004-07-17 01:09:00)
Deep Purpleの秘密というか、ここがイイ!ってのの一つにギターソロのバックに流れるコード進行をあげられる。例えばHighway StarのDm→Gm→C→A。そこに例のタータタラタってのが乗っかる。Burnの場合はそれをさらに発展。Gm→D#→F→Dm→D#→Cm→Dと劇的になって、リッチーは分散アルペジオ、ジョンは教会音楽風のシークエンスを決める。ちなみにナイトレンジャーの名曲「炎の彼方」のサビ部分はF#m→D→E→C#m→D→Bm→C#。っつーかBurnを半音ずつ下げただけじゃん。道理であの曲はカッコイイわけだ。
というような部分に見られるような既存メンバーの音楽的能力のアップにブルージー+ファンキーっつー二人のボーカルまで入ったから、そりゃもうお腹いっぱいの贅沢なラインナップで録音された究極の1枚です。今でこそおじいちゃんの領域に達してる面々なのですが、30年近く前にこんなのを表現していたってだけですごい人達なわけですよ。
Lay Down, Stay Downの細かいピッキングニュアンスなんて普通のギタリストじゃまともにコピー出来ないでしょうね。Mr.BIGに入ったリッチー・コッツェンだっけか?あの人とかこの曲好きなんじゃないの??彼が上手いのはこの辺をきっちり消化したからだと思いますね。ちなみに高崎晃は「俺でもあのアルバムのいくつかの曲は難しいよー」なんてそれなりに日本人らしいことを言ってくれてました。あんなに上手いのにねー。
→同意