この曲を聴け! 

Iron Maiden / IRON MAIDEN
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-09-23 21:11:00)
先日映画『ヴァン・ヘルシング』を見ました。
現在でもルーマニアに伝えられている吸血鬼ドラキュラ伝説を現代的に解釈したおどろおどろしい内容の作品でした。
その中に出てきたトランシルヴァニアという地方の名前。その名を冠した曲がこのメイデンのデビューアルバムの中にあります。僕は映画を見ている最中もこの曲のメロディーが頭の中で流れていました。過激に疾走し、生け贄の首を噛み千切りそうな恐怖のメロディーはこの映画の世界観とぴったり一致しました。
そしてメイデンのファースト・アルバム。その「Transylvania」を始め実にいい曲が満載です。「Prowler」の破壊力は強烈過ぎますし、「Remember Tomorrow」「Strange World」などのメロウな曲でも、既にメイデンは彼らの色を出すことに成功しています。
そして何と言っても忘れてならないのが名曲「オペラの怪人」!!!。これこそメイデンが何たるかを表した面目躍如の一曲でしょう。この激しさ、儚さ、ドラマティックな展開。GENESISやJETHRO TULLを愛聴していたというスティーヴ・ハリスの作曲の基本となった曲のような気がします。また若きマーレイ氏が作った「娼婦シャーロット」もこの頃のメイデンの初期の胡散臭さを象徴していると思います。
とにかく、ベタですが、歴史は個々から始まった!!!。
しかも個人的な話で申し訳ありませんが、メイデンのデビューシングル「Running Free」が英国で発表された1980年2月23日というのは僕が生まれたほんの数日後ということから、何だかこのバンドには特別なものを感じます。
だから、メイデンが解散する時は、おいらもおさらばしよう・・・嘘。

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