この曲を聴け!
SEX MACHINEGUN / SEX MACHINEGUNS
k.s.m.2 ★★ (2005-03-16 04:16:00)
ばい(by)さん:あくまで個人的な意見ですが……。↓
・まず、作品に対してそれだけの挑戦をしているということ自体、ちゃんと聴いていると言ってしまっていいのではないかと(失礼に聞こえたら、御免なさい)。所謂プログレ・メタルや"メッセージ系"の現代的バンドならば頼まれなくても分析するリスナーは多いですが、何せマシンガンズですから。その上で、以下、聴き方の提案(のようなもの)を書きます。
・案1:とりあえず、音楽の面で一番好きな曲を決めて聴きこみ、それで感じたものを自分の中で整理してみる。(私の例:「Burn」「American Z」「頬白鮫の悲劇」)ただし、私自身は際どい歌詞と真面目な曲の取り合わせは"そうあるべきもの"として受け止めてしまったので、こちらの手は余り使いませんでしたが。
・案2:アルバム全体なり複数枚のCDなりを通して聴いて、自分の経験から歌詞の状況が思い浮かぶ曲を見つける(これが共感のもとになると思うので)。このサイトの曲評価で「ONIGUNSOW」に"哀愁"マークが付いていたりするのは、そういうことではないかと。「みどりのおばちゃん」「踏み台昇降運動」も、経験ある方は多いでしょうし。私の知人からは「世直しGOOD VIBRATION」の"お前に仕事は無い~"で自分の境遇を思い出して落ち込んだ、という話も聞きました。この意味では、1stアルバムは内容が不向きかも知れませんね。予算に余裕があれば他のアルバムを試してみるのが早いと思いますが……(「Illusion City」、「そこに、あなたが……」や「刺身と山葵」、「4」、ソロ・アルバム(SEX MASHINEGUN名義)からのシングル「語れ、涙!」あたりなら、「SEX MACHINEGUN」「犬の生活」のような抵抗感(あくまで推量でしが)は少ないでしょうし)。
・案番外:参考書籍になってしまいますが、未読ならAnchangの「HEAVY METAL FACE」を読んでみるという方法もありますね。「Pla●er」誌の連載の単行本化ですが、見事に真面目なので。
結局、作り手の求めるものとは別に、(特に詞まで統合して考えるなら)作品を契機に自分の中から何が出てくるかに注目するしかないのでは、という結論になってしまいますが……。参考になれば幸いです。
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