この曲を聴け!
Intuition / TNT
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-07-15 00:25:00)
歌メロは完全にポップだが、それを浮き立たせるアレンジがHRの香りを存分に染み込ませることに成功し、こうして世紀の名盤を作り出した。
曲一つ一つの説明はもはや不要。曲の流れも完璧。①や⑧などの前奏曲や間奏曲も「そこにあって然るべき」という役割を立派に演じている。例えるならカレーライスの横で主役をサポートする福神漬けかラッキョウのような存在。彼らのお陰で口当たりが一辺倒にならず、そして後味も良い。
これほどの完成度を誇るアルバムはそうそう探して見つかるものではない。
そんなアルバムの完成度に一役買っているのが音吐朗々な素晴らしいサウンド!!!。このビヨン・ネッショウという人、その後に目立った活躍をしているようには見えないが、ここでの働きは本当に素晴らしい。
個人的にはこのアルバム、高校の時に鬼のような回数聴いたので今聴くと当時のことが思い出されてちょっと切なくなる。家と学校の間がチャリンコで50分ぐらい(どんだけ田舎やねん!!)だったのだが、このアルバムを聴きながら帰ると自然にペダルが速くなって、ちょうどアルバムのラニング・タイムの35分でピッタシ家に到着できた!!!。今となってはどうでもいい話だけど。
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