この曲を聴け!
Falling Into Infinity / DREAM THEATER
k.s.m.2 ★★ (2005-02-09 00:06:00)
楽曲としての魅力(は言わずもがな)については既に上で述べられつくしているので、別の方向(だと希望・・・)からの私見です。
ラブリエの存在感が薄いのもここから来たのではないかと思いますが、曲の人間ぽさや歌詞の内容の(夢というバンド名にはおよそ似合わないだろう)妙な生々しさのせいで、夢劇というより"ポートノイ・プロジェクト(フィーチャリング・ペトルーシ)"に聴こえてしまうのが気になります。6ではそれが"(不本意ではあろうが)作り物めいた醜さ"として、コンセプトに更に侵食してきた感がありますが(音楽的にも他の影響に振り回され過ぎに感じますし)。
不安定な条件で作られたことを差し引いて考えるにしても、普通のバンドではない地位(とそれを支えているのだろうポテンシャル)を持つ夢劇が作るにしては、"アルバム全体で「見せる」"という良さを欠く作品だと思います。努力不足とも慢心とも、おこがまし過ぎて言えませんが、ただ対価を払って聴く側の人間としては、不満点が拭えない作品ですね。
→同意