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AND LO, WHEN THE IMPERIUM MARCHES AGAINST GUL-KOTHOTH, THEN DARK SORCERIES SHALL ENSHROUD THE CITADEL OF THE OBSIDIAN CROWN (EPISODE: VIII) / STARFIRE BURNING UPON THE ICE-VEILED THRONE OF ULTIMA THULE / BALSAGOTH / BALSAGOTH
レッド1 ★★★ (2008-09-27 12:36:27)
おそらくだが、バイロン卿が創造したという「帝国」と「ヴィルゴシア王国」の戦いを描いた曲。曲展開も素晴らしく、ホーンに次ぐ勇壮なギターソロが高揚感を高める。
「帝国」とは地図(B.A ロバーツ作)の南方に位置した、南大陸の中で最も強力な国家だ。強大な皇帝、クールドによって治められ、帝国最強の歩兵軍団《漆黒の虎》隊は古代諸王国に恐れられている。
一方、「帝国」の隣国である「ヴィルゴシア王国」とは、ヴィルゴシア上級王が保持する強力な同盟によって守られた国家である。
この両国は先祖代々争っており、近年、「帝国」の圧倒的な力によりヴィルゴシアは追い詰められていた。しかし、「帝国」の《漆黒の虎》隊ですら打ち破れないであろう太古の城塞都市《グル=コトース》(古代のヴィルゴシアの英雄たちによって切り開かれた、王国の中で最も古く強力な砦)が長らく帝国の進行を妨げていた。この城塞を打ち破るため、皇帝クールドは、ヴィルゴシアに彼の最も強力な魔術師を急派した。魔術師の目的は、「ヴィルゴシア王国」の秘密の城砦に隠されているという伝説の、かつて太古の《影の王》が抱いていた絶大な魔力を持つ《黒曜石の王冠》の封印を解くということだった……。しかし魔術師の試みはヴィルゴシアに見抜かれ、試みは失敗したかに思えた。だが、偉大なるヴィルゴシアのマスター・ウィザードは不吉で恐ろしい知らせを魔法でくれたのだ……。それがタイトルなっている、
「見よ、帝国がグル=コトースに対して行進せし時、黒曜石の王冠の城塞は闇の魔法で包み込まれるだろう」
という言葉だった。これに従い、皇帝クールドは10万を超える帝国の大軍を率いて、グル=コトースへと行進した……。エピソードⅨに続く。
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