この曲を聴け! 

Bleed in My Arms / Crimson / SENTENCED
かづき ★★★ (2006-06-15 00:47:21)
名盤『CRIMSON』のオープニングを飾る、ヴィレ作の大名曲。
歌メロは地味。が、ヴィレの素晴らしいディープ・ヴォイスが映えている。
そして、何をおいても聴くべきは中間部のインスト・パート。ディレイを効かせたクリーン・ギターの、臨終前の心電音のような“タメ"から美しいソロ。そのメロディは美しいが故に儚く、向こう側に消えていきそうになる。これは、腕の中で息絶える女だ。終始ハイハットを刻むドラムは、静寂の中でチクタクと時を刻む秒針。そして、その静寂を切り裂いてやってくるディストーション・ギター。触発されて、時計の音も大きくなる。いや、このドラムは自分の鼓動か。自分で殺しておきながらも、恐怖と困惑が入り乱れる心の喧騒。低音部で“ハーモニー"を“刻む"ギターがそれを表す。このインスト部分だけで、歌詞の世界が描かれているのだ!!このドラマ性は、そこいらのシンフォ系や劇メロじゃあ一生かかっても到達できるモンじゃない。
もちろん、“死"や“血"は比喩かもしれないが(死=愛情の終わりなら、血=涙かな?)、あながち間違った解釈ではないと思う。この曲がこんな低評価に甘んじているのは、歴史上のどんな謎よりも不思議。みんな聴いてよね!!
久々に気合入れてコメントしたから、空回ってるかな?(笑)ま、若気の至りということでw

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