この曲を聴け! 

Karn Evil 9 / Welcome Back My Friends / EMERSON, LAKE & PALMER

T-Eye ★★★ (2003-10-08 14:00:57)
言うまでもない名曲だが、ライブ版で聞くと更に感動する。
長い曲なのでライブで完全に演奏するのは難しいらしく、
後年のライブでは1st impの2ndパートしか演奏しなくなってしまった、非常に残念な事だ。
スタジオ版では2曲に分かれていた1st impが完全に連続しているのはこのアルバムくらいじゃないだろうか。
しかし、そんな事は些末な事で、なんと言っても最高に旬の頃(曲としてもバンドとしても)のノリノリで炸裂するテンションの高い演奏はスタジオ版とは一味も二味も違う。
1st imp 1st part終盤の3人が競うように走りまくり、それでいていつの間にか調和している緊張感あふれるせめぎ合いにはゾクゾクする。1st imp 2ndのドラムソロ直後、堰き止められてた濁流が一気に放出されたのごとき疾走感はもはや異次元。
なにかと玄人には評判の悪いカールパーマーだが、この曲を聴くとELPと言うバンドにおいて、リズムキープなどが必要とされなかったのだと言うことがよく分かる。
キースの変幻自在キーボードと、レイクの澄んだ激流ヴォーカルと渡り合うには、あの縦横無尽のドラミングこそが必要だったのだ。
しかし、ドラムソロはこの半分でいいかな...