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Keeper of the Seven Keys, Part II / HELLOWEEN
無の英雄 ★★ (2004-07-26 03:52:00)
自分にとってこのアルバムは衝撃でした。
某漫画の魔法を見てなんとなく「そういえばこんなバンドがいたな...」と思って
手を出したのですが、頭上から雷が落ちた如き震えを今でも覚えてます。
ハードロックとは当時スラッシュメタルやXのようなバンドだと思っていたんで、②
が流れたときは衝撃的でした。「こんなんありかい!!」(私は関西人ではありませ
ん口癖です)と笑ってた記憶が残ってます。
それまで、HMはくだらないと思ってたんですが一気に大逆転。ギターもそれまでV
系なものをやってたけど、そこからリフの鬼や速弾きにシフトしていました。
メロの綺麗さ、ギターのカッコよさ、心地よい疾走感、キャッチーな楽曲。心の中で
の革命の連続でした。そしたら何時の間にかHM信者になってました。ここから自分
のメタラー人生の始まりでした。スラッシュ、HR、デス、ブラック、正統派、クサ
メタルなど本当に色んなものを聞きました。
さて話がずれてしまいましたが、カイとヴァイキーの二人の天才が素晴らしい曲を次
々と披露してくれてます。実は自分は完全盤だったのですが、曲数の多いこちらから
聞き始めました。②③⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑬等好きな曲のオンパレードです。
キスクの歌声は日本の歌手しか知らなかった自分にとって衝撃以外の何物でもなかっ
たし、マーカスのベースはメロと支えを同時にこなしてたし、二人の天才ギタリスト
は素晴らしい絡み合いを醸し出しそれら全てが核融合する。
ここで言う天才とはテクニックでは無くギターラインです。曲(メロディー)が良く
てもギターがダメだとつまらなくなり、逆だと歌に耳がいかない。ここにこのバンド
の素晴らしさが詰まっている。一曲一曲が一つの世界だと思う。
この奇跡の核融合を耳にできただけでも感動である。ジャーマンメタルという一つの
ジャンルじゃ収まらない、至高のHMバンドを一度は聞いてもらいたい。
いつもは色んな感想を書くけど、このアルバムに関しては詳しく言いたくない。
メロパワ好きな人、クサメタラー、メロディー主義者、哀メロ派等色んな人が色んな
感想を持つと思う。自分にとっては侵すことの出来ない領域のアルバムだが他の人に
はどうだろう。新しいメタルを築いた彼らの代表作をぜひ聞いて欲しい

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